犬を飼うなら、最初にやるべきことの1つがトイレトレーニングです。
ルールを守って排泄できなければ、犬も家族も困ることばかりでしょう。
猫と違って犬のトイレトレーニングはスムーズにいかないことも多いですが、怒らず根気よく行うことが大切です。

トイレトレーニングは、犬が我が家に来た最初の日から行います。
環境に慣れてからと先延ばしにしてしまうと、犬が「どこで排泄しても良い」と学習してしまいますので、後から教えて変えさせるのは困難です。
犬にとっても最初に覚えててしまった方が後から矯正されるより楽ですので、初日からトレーニングするようにしましょう。

トレーニング終了の目安は、半月~1カ月程度です。
これは個体差があり、すぐに覚える犬もいますが長くかかってしまう犬もいます。
焦らず進めることが大切です。
1カ月以上経っても失敗ばかりする場合は、獣医師やドッグトレーナーなどの専門家に相談してみると良いでしょう。
獣医師と犬教えているのに粗相ばかりだとイライラするかもしれませんが、これは飼い主・犬の双方にとって良くありません。
そういうときは専門家の力を借りることも大切です。

トイレは、静かに排泄できる場所に用意します。
ケージやサークルの中にトイレシートを敷きましょう。
トイレトレーニングでは、犬にここが排泄をする場所だということを根気強く教える必要があります。

まず、家に迎え入れたときは自由にさせます。
その間、飼い主は注意深く観察することが大切です。
しきりに床のニオイをかいだり、そわそわウロウロしはじめたりしたら、排泄したい可能性があります。
そのようなしぐさが見られたら、そっとトイレスペースまで連れて行きましょう。

そのまま、しばらく様子を見ます。
もし、ちゃんとトイレでおしっこやうんちができたら、たくさん褒めてあげると良いでしょう。
15分ほど待っても出なければ、ケージやサークルから出します。

トイレを覚えるまでは常に注意して犬の様子を観察し、排泄のサインに気がついたらトイレに誘導してあげましょう。
寝起きや食べた後のタイミングでトイレに行きたがることが多いです。
また、2~3カ月の幼い子犬の場合は1、2時間毎に行きたがることもあります。
生活リズムをつかみ、うまく誘導してあげましょう。
次第に場所を覚えて自分でするようになります。

トイレシートは、排泄して汚れた分を交換します。
犬が慣れるまでは、ケージのなかに広めに敷いておくと良いですが、慣れてきたら次第に枚数を減らしていくと良いでしょう。

トイレ失敗を叱ってはいけない!

決められた場所で排泄するということは犬にとっては最初は良くわからないものです。
犬の様子を見ながら、焦らずゆっくりと進めていくようにしましょう。

愛犬に排泄しても良い場所をしっかり理解してもらう為には、失敗させないことが1つのポイントとなるでしょう。
ペットシーツがある場所とは別の場所で排泄した場合、そこに臭いがついてしまって次からもそこでしようとすることもあります。
また、ほかの場所でしてもいいと考えてしまう可能性もあります。

そのため、日頃から犬の様子をよく観察して、排泄したそうだなと感じたらペットシーツまで誘導することが大切です。
トイレをするのはこの場所だけだということを、根気強くわからせる必要があります。
とはいえ、毎回誘導するというのも大変ですし、飼い主がどれだけ気を付けていても失敗することはあるでしょう。
失敗されるとがっかりしてしまいますが、決して大きな声をだしたり叩いたりして怒ってはいけません。
なぜなら、叱ることはトイレトレーニングにとって逆効果となるからです。

怒られた犬は、どうして怒られたか理由がよくわからないのです。
中には、飼い主さんが構ってくれた、遊んでくれていると思って喜び、次からも同じように粗相をする犬もいます。
また、排泄する場所を間違えたことが叱られた理由だとは考えず、排泄をしたから叱られたと考えることもあるのです。
すると、次からは飼い主に隠れてするようになったり、トイレを我慢したりするようになります。
犬が飼い主から隠れて排泄するようになると、ますます矯正するのが難しくなりますし、我慢するのは体に良くありません。

そのため、トイレ以外の場所で排泄する失敗をしてしまっても、その時は叱るのではなく、淡々と後を片付けるに留めることが大切です。
また、排泄した場所に尿などの臭いが残らないように清潔に拭きとっておくようにしましょう。
粗相を叱るよりも、ちゃんとできたときにしっかり褒めるようにすることがトレーニングでは大きな意味を持つのです。

なお、家に来たばかりの犬は、新しい環境で思いのほかストレスをためているものです。
そのような状態では、失敗を重ねても仕方のない面もあるでしょう。
焦って進めるのは逆効果です。
時間がかかっても仕方ないと考え、ゆっくりと行うようにしましょう。
飼い主が苛々せず落ち着いた気持ちで接することで、犬も次第に落ち着いて上手くいくようになる可能性があります。